古来伝統の手延べ製法を受け継ぎ、現在も昔と変わらぬ工程で製造しています。
小麦粉と食塩水をこねて麺生地をつくる。
麺生地を帯状に切り出し、丸い棒状の麺帯にする。麺帯を数本合わせて、1本の麺帯にする。その1本になった麺帯を、さらに数本合わせて1本にした後、油を塗りながら桶に巻き取る。
桶の中で、1回目の熟成。
麺帯に”より”をかけながら、直径12mmの麺紐にする。2回目の熟成の後、さらに”より”をかけながら、直径6mmの麺紐にする。
桶に入れ、3回目の熟成。
麺紐に”より”をかけながら、2本の棒に8の字に巻きつける。
室箱(おも)に入れ、4回目の熟成。
2本の棒に巻きつけた麺紐を約50cmに引き延ばす。
室箱(おも)に入れ、5回目の熟成。
2本の棒に巻きつけた麺紐を約1.2mに延ばす。さらに約1.8mまで延ばしながら、くっついた麺を箸でさばき分ける。分けた麺を”はた”につけ、さらに2mまで延ばす。
温度と湿度を調整しながら麺を乾燥させる。乾燥した麺を規定の長さに切り揃える。
切り揃えた麺を規定の重量に結束、梱包し、品質検査しながら箱詰めする。
熟成と延ばしを繰り返すことで、手間暇かけて手延べ麺は作られていきます。
手延べ素麺は約24時間、手延べうどんでは約48時間の時間を必要とします。
熟成と延ばしを繰り返すことにより、手延べ麺特有のなめらかで強いこしが生まれます。